福島空港を使って韓国に行けば２万円差し上げます――そんな村民向けの助成制度を、 福島空港利用促進協議会に加盟する平田村が始めた。１月〜２月末までの期間限定。 福島空港に発着するソウル便の利用者が冬期間に減少する傾向があることから、 村独自の“応援”に乗り出すことにした。県の担当者によると、自治体が個人に 助成金を出すのは「あまり聞いたことがない」という。 助成の対象は、普通運賃でも、パック料金でもＯＫ。年齢も問わない。事前に申請し、 出発までに現金が振り込まれる。帰国後に搭乗券の半券か搭乗証明書を添付して 処理するという。ただし、この制度を利用できるのは、１人１回限りだ。 同協議会が後援する、福島空港発着の旅行会社の商品（１月〜３月）では、 韓国３日〜４日間の旅行で、費用は１人２万９８００円〜５９８００円。 助成を使えば、最安で１人９８００円で韓国旅行が楽しめる計算だ。 現在、ソウル便はアシアナ航空が週３便を運行している。県空港交流課によると、 昨年の搭乗率は、７月と８月は７割を超えたが、１月は約４割しかなかった。 このままではソウル便は運休となる恐れがあるとして、佐藤雄平知事らが１４〜１６日に 韓国を訪問、アシアナ航空本社に路線存続を要請するなど、ソウル便の維持に向けた 動きが活発化している。 福島空港に隣接する村の人口は昨年末現在で７０５１人。村では５０人程度が助成制度を 利用すると見込んでいる。村の担当者は「韓国からはスキーやゴルフで福島に来る 旅行者は多い。冬季の利用促進だけではなく、村民の国際交流のきっかけ作りになる ことを期待している」と話している。 ◎ソース ◎関連スレ 【航空】親会社が経営難の韓国アシアナ航空、国内就航空港の関係者は慎重に動向見守る--鳥取 [01/14]

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